伊達締めとは?種類と使い方!帯から見える?!結び方の動画や博多織は初心者にもおすすめ!

2021-07-18

今回は、伊達締め(だてじめ)についてです。

ダテジメ?

どんな種類の伊達締めがあるの?どれがいい?

使い方、結び方がわからない・・・

帯から伊達締めが見える?!

という人、参考にしてみてください。

 

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目次

伊達締め(だてじめ)とは?

伊達締め
博多織の伊達締め

「伊達締め」は、「だてじめ」と読みます。着物を着るときに使う紐(ひも)です。

 

伊達締めと腰紐の違いは?

着付けのときの紐(ひも)といえば、腰紐(こしひも)がありますよね。

腰紐は、見たまんま、ひも状のものです。

伊達締は、その役割が、押さえて整えることにあるので、面状になっている必要があります。

最近は伊達締めもさまざまな種類がありますので、商品によりますが、幅が約10cmぐらいあります。

 

伊達締めは何本必要?役割と使い方

はてな?

伊達締めの出番は2回あります。

長襦袢を着ます。腰紐を締めます。伊達締め登場!役割は、長襦袢の衿合わせを安定させることです。

着物を着ます。腰紐を締めます。伊達締め2回目の登場!役割は、衿合わせを安定させて、着物のおはしょりを整えます

腰紐でギュッと締めて固定して、伊達締めで押さえて安定させる、整える、という流れですね。

 

伊達締めの種類

伊達締め

素材で分けると、化繊(ポリエステル)や正絹、綿のものなどがあります。

マジックテープやシャーリング(ギャザー)を使ったものは、伸縮性のあるゴムを入れることで着用時の圧迫感を緩和する、着脱を簡単にするなどの工夫がされています。

 

正絹博多織伊達締めの結び方

博多織の伊達締めの結び方を動画で見てみましょう。

  • どの位置で締めたらいいのかわからない
  • 背中後ろで交差するときにどうなっているの?
  • 結んだ後、伊達締めが帯から見えてしまう

こういう人はぜひ、参考にしてみてください。

伊達締めが帯から見える?!見えないためのコツ動画で

結んだ後に下げる、というのがコツです。下げることで着物と伊達締めの間の空気を抜いて、自然と締まります。

着崩れを防ぎたい!という思いで、強く締める必要はありません。

伊達締めの役割は安定させること、整えること、また、博多織の締りがいいので、力まずにやってみてください。

背中で交差するときの詳しい説明を、次の動画で見てみましょう。

伊達締めがスッキリしない?!後ろで交差するときのコツ動画で

左右両方が真っすぐ進もうとせず、どちらかが折れてください。どちらが折れるのかは話し合い?お好み、やりやすいほうです。

着付けには「こうでなければならない」というものはありません。今回の2つの動画だけでも、閑月さん(お一人目)はコーリングベルトを使って、きよみさん(お二人目)は使っていませんでしたね。

また、お二人ともに、腰紐を使わずに伊達締めだけで着物を整えておられました。

どの小道具で、どう使うのか、自分のやりやすい着付けを発見するまでは試行錯誤です。

伊達締め

筆者も”伊達締めジプシー”しました。写真に写っている4種類の伊達締めを使ってみました。

1本目・・・見えないところは節約!ということで、化繊(ポリエステル)

やはりポリは滑りやすいので、安定させる、整えるという伊達締めの役割を果たしません。

2本目・・・結ばなくていい、楽したい!ということで、ゴムの入ったマジックテープの付いたもの

マジックテープで止めるだけなので確かに、簡単でしたが、締め具合を自分で調整しにくいためか、締りがイマイチ。

3本目・・・やっぱり道具にはこだわり!ということで、正絹博多織の伊達締めを購入

お値段、2,000円ぐらい。小道具にしてはお金を掛けたほう。やっぱり博多織のシュッ、シュッという音が気持ちよく、色柄もかわいい!とテンション上がるものの、結び方がわからない・・・

4本目・・・腰紐と伊達締めが合体、これは便利そう!ということで、簡単で便利なもの大好き!購入

こちらもお値段、2,000円ぐらい。思った通り、整えたい部分は面状の伊達締め、結ぶ部分は腰紐のひも状という、腰紐と伊達締めの1本で2役!これは便利です。そして、素材が綿なので扱いやすい。

ということで、定着したのが、

伊達締め

1本で2役、結びやすい、綿で扱いやすい、という理由で4本目のものと、

伊達締め

伊達締の押さえる、整えるという役割を一番果たすのは、博多織。やっぱり、博多織大好き!

でした。

長襦袢に当てるほうは、肌に近いということで綿のものを、着物に当てるほうは博多織を、というふうに使い分けています。

 

着物初心者にもおすすめ!博多織の伊達締め!

もう一度、伊達締を使う目的をおさらいしておきましょう。

  1. 長襦袢の衿合わせを安定させる
  2. 着物のおはしょりを整える

この目的からすると、

  • 胸に当たる部分に張りのある
  • 結ぶ部分は柔らかく、かさばらず、解けにくい
  • 締りが良い

という理由で、博多織の伊達締めがおすすめです!

胸に当たる部分から結ぶ部分まで、全部同じ幅なので、後ろで交差するときにどうすればいいのかわからない、と初めは戸惑うかもしれませんが、先に紹介した動画を参考にしてみてください。

不器用な筆者でもすぐにできたので、皆さんもすぐにコツが掴めると思います。

帯もそうなんですが、博多織は力まなくても、要所でジワっと締めるだけでOK、締めやすくて解けにくい、という着物初心者さんにも扱いやすい素材なのでぜひ、試してみてください。

自分の気に入った伊達締めでシャキッと締めると気持ちも、シャキッ!美しい着姿でお出かけできます。

伊達じゃない!

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。

おおきに!

 

※記事中に紹介した商品は、販売終了・在庫切れになっている場合があります。

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