伊達締めとは?種類と使い方!帯から見える?!結び方の動画や博多織は初心者にもおすすめ!
今回は、伊達締め(だてじめ)についてです。
ダテジメ?
どんな種類の伊達締めがあるの?どれがいい?
使い方、結び方がわからない・・・
帯から伊達締めが見える?!
という人、参考にしてみてください。
伊達締め(だてじめ)とは?
「伊達締め」は、「だてじめ」と読みます。着物を着るときに使う紐(ひも)です。
伊達締めと腰紐の違いは?
着付けのときの紐(ひも)といえば、腰紐(こしひも)がありますよね。
腰紐は、見たまんま、ひも状のものです。
伊達締は、その役割が、押さえて整えることにあるので、面状になっている必要があります。
最近は伊達締めもさまざまな種類がありますので、商品によりますが、幅が約10cmぐらいあります。
伊達締めは何本必要?役割と使い方
伊達締めの出番は2回あります。
長襦袢を着ます。腰紐を締めます。伊達締め登場!役割は、長襦袢の衿合わせを安定させることです。
着物を着ます。腰紐を締めます。伊達締め2回目の登場!役割は、衿合わせを安定させて、着物のおはしょりを整えます。
腰紐でギュッと締めて固定して、伊達締めで押さえて安定させる、整える、という流れですね。
伊達締めの種類
素材で分けると、化繊(ポリエステル)や正絹、綿のものなどがあります。
マジックテープやシャーリング(ギャザー)を使ったものは、伸縮性のあるゴムを入れることで着用時の圧迫感を緩和する、着脱を簡単にするなどの工夫がされています。
正絹博多織伊達締めの結び方
博多織の伊達締めの結び方を動画で見てみましょう。
- どの位置で締めたらいいのかわからない
- 背中後ろで交差するときにどうなっているの?
- 結んだ後、伊達締めが帯から見えてしまう
こういう人はぜひ、参考にしてみてください。
伊達締めが帯から見える?!見えないためのコツ動画で
結んだ後に下げる、というのがコツです。下げることで着物と伊達締めの間の空気を抜いて、自然と締まります。
着崩れを防ぎたい!という思いで、強く締める必要はありません。
伊達締めの役割は安定させること、整えること、また、博多織の締りがいいので、力まずにやってみてください。
背中で交差するときの詳しい説明を、次の動画で見てみましょう。
伊達締めがスッキリしない?!後ろで交差するときのコツ動画で
左右両方が真っすぐ進もうとせず、どちらかが折れてください。どちらが折れるのかは話し合い?お好み、やりやすいほうです。
着付けには「こうでなければならない」というものはありません。今回の2つの動画だけでも、閑月さん(お一人目)はコーリングベルトを使って、きよみさん(お二人目)は使っていませんでしたね。
また、お二人ともに、腰紐を使わずに伊達締めだけで着物を整えておられました。
どの小道具で、どう使うのか、自分のやりやすい着付けを発見するまでは試行錯誤です。
筆者も”伊達締めジプシー”しました。写真に写っている4種類の伊達締めを使ってみました。
1本目・・・見えないところは節約!ということで、化繊(ポリエステル)
やはりポリは滑りやすいので、安定させる、整えるという伊達締めの役割を果たしません。
2本目・・・結ばなくていい、楽したい!ということで、ゴムの入ったマジックテープの付いたもの
マジックテープで止めるだけなので確かに、簡単でしたが、締め具合を自分で調整しにくいためか、締りがイマイチ。
3本目・・・やっぱり道具にはこだわり!ということで、正絹博多織の伊達締めを購入
お値段、2,000円ぐらい。小道具にしてはお金を掛けたほう。やっぱり博多織のシュッ、シュッという音が気持ちよく、色柄もかわいい!とテンション上がるものの、結び方がわからない・・・
4本目・・・腰紐と伊達締めが合体、これは便利そう!ということで、簡単で便利なもの大好き!購入
こちらもお値段、2,000円ぐらい。思った通り、整えたい部分は面状の伊達締め、結ぶ部分は腰紐のひも状という、腰紐と伊達締めの1本で2役!これは便利です。そして、素材が綿なので扱いやすい。
ということで、定着したのが、
1本で2役、結びやすい、綿で扱いやすい、という理由で4本目のものと、
伊達締の押さえる、整えるという役割を一番果たすのは、博多織。やっぱり、博多織大好き!
でした。
長襦袢に当てるほうは、肌に近いということで綿のものを、着物に当てるほうは博多織を、というふうに使い分けています。
着物初心者にもおすすめ!博多織の伊達締め!
もう一度、伊達締を使う目的をおさらいしておきましょう。
- 長襦袢の衿合わせを安定させる
- 着物のおはしょりを整える
この目的からすると、
- 胸に当たる部分に張りのある
- 結ぶ部分は柔らかく、かさばらず、解けにくい
- 締りが良い
という理由で、博多織の伊達締めがおすすめです!
胸に当たる部分から結ぶ部分まで、全部同じ幅なので、後ろで交差するときにどうすればいいのかわからない、と初めは戸惑うかもしれませんが、先に紹介した動画を参考にしてみてください。
不器用な筆者でもすぐにできたので、皆さんもすぐにコツが掴めると思います。
帯もそうなんですが、博多織は力まなくても、要所でジワっと締めるだけでOK、締めやすくて解けにくい、という着物初心者さんにも扱いやすい素材なのでぜひ、試してみてください。
自分の気に入った伊達締めでシャキッと締めると気持ちも、シャキッ!美しい着姿でお出かけできます。
伊達じゃない!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。
おおきに!
※記事中に紹介した商品は、販売終了・在庫切れになっている場合があります。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません