半幅帯の簡単アレンジ!40代50代オトナの結び方厳選!貝の口変わり結び!動画で
半幅帯を大人っぽく結びたい、でも、難しいことはできない!
そんなオトナ達のための、半幅帯の大人の結び方を厳選してみました。
今回は、貝の口変わり結びです。帯を胴に巻いた後の最初のひと結びを、タレを上にして結びます。
半幅帯の基本の結び方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
文庫変わり結びは、こちらの記事を参考にしてみてください。
簡単なアレンジで、かわいい系、粋な系、ボリューム系、ぺたんこ系、いろんな変わり結びをできるのが半幅帯の面白くもいいところ。
ぜひ、動画を見ながらやってみてください。
どの結び方も前結び用帯板と着物クリップを準備しておくと便利です。
貝の口結びのアレンジ浪人結び~粋、ぺたんこ系
こういう人におすすめです!
- 4m未満の半幅帯でアレンジしたい人
- 粋にすっきりしたい人
- 背もたれにもたれたい人
必要なもの
- 半幅帯 並尺でもOK
半幅帯の結び方は大きく分けて2通りあります。
- 手先を上にして結ぶ
- タレを上にして結ぶ
この記事では、タレを上にして結ぶやり方を紹介していきます。その代表が、貝の口結び。
動画の前半では「貝の口結び」、後半10分ぐらいから「浪人結び」です。
帯を胴に巻いて後、最初のひと結びを、タレを上にして結ぶまで同じです。
最初にとる手先の長さは、貝の口は基本の55cm、浪人結びでは、基本の55cmに一手分プラスして70cmぐらいです。
手先の長さの測り方も注目してみてください。
貝の口結びのアレンジお江戸結び~粋、はんなり系
こういう人におすすめです!
- 貝の口をちょっと寂しく感じる人
- 貝の口の大きさのバランスをとるのが苦手な人
- 腰回り、お尻の貫禄が気になる人
必要なもの
- 長尺半幅帯
- 帯揚げ
- 帯締め
最初に測る手先の長さ:55cm + 一手
貝の口って、ちょっと寂しい、地味って思っているあなた、ぜひ、試してみてください。お羽がユラユラ、貝の口が可愛くなりますョ♪
動画の15分ぐらいで、コンビネーション仮紐というオリジナル商品で、タレを留めているところですが、帯揚げでできます。
タレを留めることで、貝の口の大きさの調整がやりやすくなるので、貝の口が苦手な人にもおすすめのアレンジ結びです。
貝の口を作る → タレを結び目の下から引き上げ
タレでできる羽の大きさは、お好みで調整してみてください。
貝の口結びをいつもよりふっくらと~粋、はんなり系
こういう人におすすめです!
- 貝の口を簡単にアレンジしたい人
- 粋でありながらはんなり感も出してみたい人
必要なもの
- 長尺半幅帯
- 帯揚げ
- 帯締め
最初に測る手先の長さ:55cm + 一手
貝の口って、ちょっと寂しい、地味って思っているあなた、ぜひ、試してみてください。長さを重ねることで膨らみが出て、存在感のある貝の口になりますよ。
綺麗な貝の口の形を作るコツは2つ
- 貝の口の上辺を真っ直ぐにすること
- 貝の口の大きさを丁度よくすること
です。
1. 貝の口の上辺を真っ直ぐにするコツ → 手先とタレをひと結びするとき、タレを上方向へ引き抜くことがコツです。斜め方向へ引っ張り上げると帯の上辺がグチャグチャになります。
2. 貝の口の大きさを丁度よくするコツ → 貝の口の形を作るタレの長さを45cmぐらいにするのがコツです。45cmの長さの測り方は、動画の12分30秒ぐらいからを注目です!
すっきり角出し風~粋、可愛い系
こういう人におすすめです!
- 背中の大きさを隠したい人
- 並尺の半幅帯でアレンジしたい人
- 背が低めの人
必要なもの
- 半幅帯 並尺でもOK
最初に測る手先の長さ:80~90cm
この結び方も帯の長さが4m以上なくても、並尺の半幅帯でできます。
手先とタレを1回交差するだけ!1回交差するまでは、貝の口と同じで、タレを上にして、手先とタレを結びます。
その後は、タレを帯板と胴に巻いた帯の間に入れて、できた輪っかの中に手先を通すだけです。
通した手先が角になります。角の幅が、背中の幅と同じくらいにしておくとバランス良くなります。
すっきりとした結び方ですが、角の幅が背中の大きさを目立ちにくくしますので、身長はあまりないけど背中の大きさが気になる、という方には特におすすめです。
最初にとっておく手先の長さで角の幅が決まりますので、何度か練習して調整してみてください。
個人差はありますが、目安として、腕の長さプラス、肘の長さで80~90cmぐらいの長さを測ることができます。
毎回、メジャーで測るのは面倒ですから、自分の腕の長さで測れるようにしておくと便利ですよ。
矢の字結びのアレンジ1~粋、華やか、はんなり系
こういう人におすすめです!
- 腰回り、お尻の貫禄が気になる人
- 背の高い人
- 背もたれにもたれたい人
必要なもの
- 長尺半幅帯
- 帯締め
最初に測る手先の長さ:55cm + 一手
タレの長い矢の字を作ります → タレを上からくるりん
タレは上からくるりん、帯と体の間に入れます。
粋な印象の矢の字ですが、羽根を作ることで華やかさ、可愛さが加わります。
リバーシブルの帯を使って、表裏、両面の柄を出すのもおすすめです。
羽根で気になる腰回りやお尻を目立たなくする効果もあります。また、上背のある人にもおすすめです。
矢の字結びのアレンジ2~粋、華やか、はんなり系
こういう人におすすめです!
- 腰回り、お尻の貫禄が気になる人
- 背の高い人
- 背もたれにもたれたい人
必要なもの
- 長尺半幅帯
- 三重仮紐
- 帯締め
最初に測る手先の長さ:55cm + 一手
粋な印象の矢の字ですが、羽根を作ることで華やかさが加わります。帯揚げを使うことでさらに華やかに。
帯や帯揚げ、帯締めによっては、可愛くもできますね。
リバーシブルの帯を使って、表裏、両面の柄を出すのもおすすめです。
羽根で気になる腰回りやお尻を目立たなくする効果もあります。また、上背のある人にもおすすめです。
文庫系の結び方のようにボリュームを出す結び方ではないので、長時間の電車に乗る、車を運転するなどで背もたれにもたれたい時にもOK!ぺたんこ系の結び方です。
多重の羽を帯締めで固定、運転もOK!~粋、ぺたんこ系
こういう人におすすめです!
- 腰回り、お尻の貫禄が気になる人
- 背の高い人
- 背もたれにもたれたい人
- 羽の崩れが気になる人
- 中途半端な長さの半幅帯をたんすに眠らせている人
必要なもの
- 長尺半幅帯(ちょっと長くてOK、4mちょいぐらい)
- 仮紐
- 帯揚げ(仮紐を隠します)
- 帯締め(羽を固定します)
最初に測る手先の長さ:55cm
4mちょいぐらいの半幅帯って、貝の口や矢の字をするには余るし、文庫系をアレンジして羽を作るには羽が小さくなってしまう、と中途半端で出番があまりなかったのですが、この結び方で登場してもらいました。
腰回りに出てくる大人の”貫禄”を隠すのに、羽は有効なテクニックなんですが、車を運転するときや背もたれにもたれ掛かりたいときには羽の崩れが気になりますよね。そんな時におすすめの結び方です。
帯揚げに小さめの枕をいれておくと、ふっくら感がでます。
帯の前結びにおすすめ!便利グッズ!
前結び用帯板
綺麗に帯が結べた!後ろへ回したらグチャグチャ・・・残念。
そんな残念なことにならないようにおすすめ!前で結んで形を整えた後、帯と帯板を一緒に後ろへくるっとスムーズに回せる便利グッズです!
着物クリップ
帯を胴に巻いた後、右脇下でクリップ留めしておくと帯がズリ落ちず、両手を自由に使えます!着物クリップは”第三の手”になってくれます。
クリップの挟み部分にゴムが付いているので帯を傷めません。
鈴付きのものにしておくと取り忘れもなく便利ですよ。
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