半幅帯短い!長さ足りない!基本の結び方と簡単アレンジやコツも!動画で
いろんな結び方ができるのが、半幅帯のいいところ。けれども、
あれ、長さが足りない!
ということ、ありませんか?
今回は、短い半幅帯でもできる結び方を選んでみました。
半幅帯の基本の結び方「貝の口」から簡単なアレンジまで動画で紹介しましょう。
ちょっとした工夫やコツもありますので、ぜひ、参考にしてみてください。
半幅帯の長さ
半幅帯の長さは、360cm前後ぐらいが「並尺」、普通の長さです。
前後ぐらい・・・曖昧な表現ですが、半幅帯の長さは、特に定められているわけではありません。
長い半幅帯ですと4m以上あり、「長尺」と言われて売っていますね。
今回は、4m未満、並尺の半幅帯でもできる結び方を紹介します。
半幅帯の基本の結び方「貝の口」と簡単アレンジ「浪人(侍)結び」
半幅帯の結び方のコツ
半幅帯の結び方のコツは、
- 帯を胴に巻く前にとっておく手先の長さ
- 帯を胴に巻いた後、交差するときに、タレを上にするか、手先を上にするか
です。
「貝の口」は、手先の長さ55cm(腕の長さくらい)をとります。
タレを上に帯を交差します。
動画の前半で、半幅帯の基本の結び方で「貝の口」をみてみましょう。
そして、動画10分ぐらい~「浪人(侍)結び」の結び方です。
「浪人(侍)結び」の手先の長さは、75cm(腕の長さ、プラス手のひらぐらい)をとります。
「浪人(侍)結び」も貝の口と同じように、一度、タレを上に帯を交差します。
そして、タレを帯の間に挟み込みます。
下になっている手先は、上に折り戻してタレに通します。
最後、手先を上に折り戻すので、最初に手先を貝の口よりも長めの75cmとっておく必要があるんですね。
帯の結び方を予想して最初の手先の長さをとる
これも帯結びのポイント、コツです。
変わり結び「片ばさみ」は貝の口よりも簡単!
「片ばさみ」も貝の口からのアレンジです。
帯を胴に巻いたら、タレを上に帯を交差するまでは貝の口と同じです。
帯を交差するのはこの1回だけ!
あとは、タレを帯の間に挟み入れるだけです。
アレンジ、変わり結びのほうが応用で難しいかな、と思うかもしれませんが、貝の口よりも簡単!
「貝の口」「浪人(侍)結び」「片ばさみ」は、長尺半幅帯ですと逆に結び難いですので、短い半幅帯を持っている人にはおすすめです。
短い帯でもお羽を作って「レイヤー結び」にしたい!「七夕結び」
パタパタ結びのようにお羽を作ってレイヤーにする(重ねる)結び方は、帯の長さが必要です。
帯の長さが足りない、でも、お羽を作りたい
という人にも「レイヤー結び」を紹介しましょう。
重なるお羽を七夕の短冊に例えて「七夕結び」と呼んでいますが、七夕の季節だけでなく、夏でも冬でもOK!
年中、着物にも浴衣にも合う結び方です。
お羽ができる結び方は、華やかになりますね。
また、ヒップラインをカバーして、お尻の大きさを目立ちにくくする効果もあります。
次も、お羽ができる結び方をみてみましょう。
リバーシブルの半幅帯で大人可愛い!「矢の字結び」
結び始めに「三角形」を作るのが難しい人は、先に紹介したお着楽舎さんのように、胴に2回巻くやり方でOK!
矢の字も貝の口と同様、タレを上に帯を交差します。
矢の字は、タレでお羽ができるので、貝の口よりも可愛い目に出来上がりますね。
また、貝の口のようにヒップラインが丸出しになる結び方が好みでない人には、お羽ができるのでおすすめです。
リバーシブルの半幅帯で結ぶと、動画のように帯の両面が出て可愛いですね!
スッキリとした結び方「はさみ角出し」を帯揚げではんなり
次は、「はさみ角出し」という結び方をみてみましょう。
「はさみ角出し」も貝の口のアレンジで、スッキリとした結び方です。
膨らみを出したり帯揚げを使うことで、スッキリ、プラス、はんなり感も。
同じ結び方でも、ちょっとした工夫次第で感じが変わるので、ぜひ、いろいろ試してみてください。
最初に測る手先の長さは、80~90cmぐらい。
手先とタレを1回交差するだけ!1回交差するまでは、貝の口と同じで、タレを上にして、手先とタレを結びます。
その後は、タレを帯板と胴に巻いた帯の間に入れて、できた輪っかの中に手先を通すだけです。
通した手先が角になります。
角の幅が、背中の幅と同じくらいにしておくとバランス良くなります。
最初にとっておく手先の長さで角の幅が決まりますので、何度か練習して調整してみてください。
個人差はありますが、目安として、腕の長さプラス、肘の長さで80~90cmぐらいの長さを測ることができます。
毎回、メジャーで測るのは面倒ですから、自分の腕の長さで測れるようにしておくと便利ですよ。
帯板は帯結びのコツ!初心者が使いやすい帯板!
どんな帯板を使うのかも、帯結びのコツです。
初心者が使いやすい帯板を紹介しましょう。
動画では、
お気楽舎さんは、前結び用の帯板して、帯結び、最後にくるっと廻す。
木の花さんは、着物の上で帯結びをして、帯を後ろに回して、最後に帯板を入れる。
2つのやり方がありますが、初心者さんにはお気楽舎さんのやり方をおすすめします。
木の花さんのように、帯板をしないで帯を結んで回して、最後に帯板を入れるのは、上級者さんです。
着物の上で帯を回すと、せっかくの着付けが崩れやすくなります。
前結び用の帯板の上で帯を廻すほうをおすすめします。
この帯板のいいところは、
- 表地はツルっとしているので、前で結んだ帯をクルッと回すことができて楽々!
- 裏地は綿パイルを使用しているので、汗を吸いやすくて帯を汗から守ってくれるので安心!
- 脇腹辺りがシャーリングになっているので苦しくなくて楽チン!
- 着脱は、マジックテープで簡単!胴回りに一周して留めるので、前にしかない帯板よりも胸元が安定します。
簡単に帯を回せて、汗対策もできて、苦しくなくて、安定感があるという優れもの。
ワタクシ、この帯板を使うときは胸元が安定するので、伊達締めを省略しています。
おうちで部屋着の上にこの帯板をして、帯結びの練習をするのもおすすめです。
思いついた時、ちょっとした時間で帯結びの練習ができます!
今回は、短い半幅帯でもできる結び方を紹介しました。
もし、おうちの箪笥に短い半幅帯が眠っている、二軍選手になってしまっているようでしたら、ぜひ、今回紹介した結び方をして、一軍へ引き上げましょう。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。
おおきに!
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