100均ダイソー・セリアの格安着物収納!たとう紙代用におすすめ

2022-10-26

着物を買ったときに着物を包んでいた「たとう紙

買ったときのままにしていませんか?

実は、たとう紙を交換しないで放置していると、変色やカビ等の原因になって着物を傷めてしまうことがあります。この記事では

  1. たとう紙の役割
  2. 交換する時期や頻度
  3. 格安にたとう紙の代用で使える100均グッズ

を紹介します。

 

目次

たとう紙とは和紙の着物用包装紙

たとう紙

たとう紙とは、和紙でできた着物用の包装紙です。

  • 和紙は包んだものがズレにくいので、中身の着物がズレてシワができる心配がない
  • 着物を日焼けや塵・埃などから守ってくれる
  • 通気性・吸湿性に優れるので、カビの発生を防ぎ、変色なども防止できる

といった点から、たとう紙は、実にとても便利で合理的な保管グッズなのです。

 

たとう紙を交換する理由と時期や頻度

たとう紙の吸湿性には限度あり

たとう紙が「吸湿性に優れる」とはいっても、効果には限度があります。

ずっと交換していないたとう紙は、湿気をしっかりと吸い込んでしまっており、それ以上の吸湿効果はありません。

たとう紙に、茶色い斑点をご覧になったことはありませんか?

これは、湿気を吸い込んだたとう紙にできたシミです。放置しておくと、このシミが着物にも移ってしまいます。

クローゼットなどに使っている洋服用の吸湿剤(乾燥剤)にお取替えが必要なのと同様、たとう紙も定期的に交換する必要があります。

たとう紙は一年に一度、虫干し後に交換

着物のカビや変色などトラブルを防止するために、たとう紙は一年に一度、交換するのが理想的です。

交換の時期は梅雨明け。梅雨明けにたとう紙を交換すれば、梅雨の時期に溜まった水分を取り去ることができ、カビ予防にも効果大です。

とはいえ、現代の梅雨明けの時期は猛暑。猛暑の中、着物を出したりしまったりの作業は、ちょっと辛いかも。

もう少し涼しくなり、空気も乾燥しはじめ過ごしやすい10月頃に交換作業するのもいいでしょう。この時期に、虫干しをしたついでにたとう紙を交換するのがおすすめです。

虫干しの詳細記事もありますので参考にしてみてください。>>>虫干しの詳細記事はこちら

梅雨明けや10月頃にこだわらなくても、あなたの年間スケジュールの中で、時間に余裕があるときを交換時期に決めておけば、一年に一度の交換が習慣になります。

>>>ワタクシのようなめんどくさ星人おすすめ!着物をたとう紙に入れたまま虫干しする方法はこちら

 

100均の収納袋を活用!格安でたとう紙の代用!

Seria

一年に一度交換する消耗品であれば費用はかけたくありませんね。

たとう紙は呉服店でも購入できますが、もっともっと身近なところ、庶民の味方といえば・・・

100均!不織布の収納袋、使えます!

不織布の収納袋の特徴とメリット、どのサイズのものが着物収納に適切か、たとう紙のサイズもみてみましょう。

不織布の収納袋の特徴とメリット

  • たとう紙と同様、不織布も通気性に優れている
  • たとう紙よりも柔らかく、軽いので持ち運びに便利
  • たとう紙よりも厚みがないので、収納スペースを有効活用できる
  • ファスナーで開閉ができるので、たとう紙のように紐で結ぶよりも楽ちん
  • 中身がわかりやすい

たとう紙のサイズ

呉服店で販売されているたとう紙のサイズの一例をあげてみます。

83×35cm:畳んだ着物(本畳み)が折らずに入るサイズです。

55×35cm:帯用。着物は三つ折りにすると入るサイズです。

これらのサイズを参考に、100円ショップで収納袋を探してみましょう。

ダイソーの着物収納袋

サイズ:88×35cm

着物収納袋なので、畳んだ着物がちゃんと入るジャストサイズ!

持ち出しにも便利なので、着付け教室などに通っておられる方々にはおすすめです。

ダイソー収納袋

セリアのダウンジャケット用収納袋

サイズ:54×40cm

ダウンジャケット用の収納袋が、帯の収納にちょうど良いサイズです。

着物も三つ折りにすると収納できるサイズです。

セリア収納袋

 

まとめ

  1. たとう紙は着物の保管グッズ
  2. たとう紙を交換しないで放置していると着物を変色やカビで傷めることも!
  3. たとう紙は一年に一度、虫干し後に交換するのがおすすめ!
  4. 不織布も着物の保管におすすめ!

初めて着物を買ったとき、たとう紙の紐を解いて中身の着物を手にしたときには「着物を買ったんだ!」と感慨深くなったことを覚えています。

和紙のたとう紙は趣があり、もちろん素敵なのですが、不織布の収納袋で現代技術の進歩の利便性を大いに活用するのもいいですね。

いずれにしても、現代は昔に比べ、気候が高温多湿で、着物が嫌う湿気や虫が発生しやすい環境になっています。

一年に一度交換、湿気や防虫対策をして大切な着物にとって快適な環境を作ってあげましょう。

着物の収納や保管についてもまとめた記事がありますので参考にしてみてください>>>着物の保管アイデア!ニトリや無印良品収納はマンションにもおすすめ

着物は適度な枚数を持ち、着ることが一番のメンテナンスです!

適度な枚数を超えるようでしたら、買い取ってもらうことを相談するのもいいでしょう!あなたのお家では収納に困っている着物が、どこかで活躍できるかも!

 

※記事内の商品は、販売終了・在庫切れになっている場合があります。

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。

おおきに!