着物の虫干しとは?季節時期や時間とハンガー要らず簡単方法も!

2021-10-09

  • 虫干しをする場所も時間もない
  • 虫干しが面倒
  • 虫干しのやり方がわからない

着物を箪笥の中に仕舞いっぱなしにしていませんか?

着物を入れた箪笥が、むっしっしー♪むっしっしー♪

になっていては大変!今回は、虫干しについて

  • 基本的なキチンとするやり方
  • 簡単な楽チン方法
  • 基本方法と簡単方法のおすすめな使い分け方

を説明します。

楽な着物着方を追求しているワタクシ、虫干しも楽チン方法を紹介しますよ!

虫干しとは着物を新しい空気に触れさせて湿気を取るお手入れです。

一番楽な虫干しは着物を着ることです。

着物でおでかけ、外の空気に触れさせてあげるのが着物にとって一番うれしいこと!

着物は着ることが一番のメンテナンス!

着る機会がなくなった着物は買い取りへ出すのもおすすめです。その着物がまた活躍できる場に巡り合えるかもしれませんからね!

虫干しは手持ちの着物を確認するいい機会でもあります。

それでは、まず基本的なやり方から説明していきましょう。

 

目次

虫干しとは着物から湿気を取るお手入れ

「虫干し」とは、その名の通り、着物を「干す」ことです。

着物を箪笥から取り出して干すことで、

  • 湿気を取り除く
  • 害虫を取り除く
  • カビや変色を防ぐ

効果があり、着物を傷めず、ずっと長く大切に着ることができます。

箪笥の中の着物を新しい空気に触れさせてあげましょう!

 

虫干しの基本的なやり方

虫干しに適した季節時期は年3回

虫干しを行うのに適している時期は年に3回あり、それぞれ「土用干し」「虫干し」「寒干し」と呼びます。

土用干しは7月下旬から8月上旬

梅雨の時期に湿気を帯びた衣類を乾かすために行います。

虫干しは9月下旬から10月中旬

夏についた害虫を追い払い掃除するために行います。

寒干しは1月下旬から2月上旬

衣類の湿り気を抜くために行います。

1年に1回10月がおすすめ

着物が日常的に着られていた時代には、年に3回の虫干しが行われていました。

しかし、現代の生活で着物を箪笥から取り出して、干して、たたんで…を1年に3回

 

面倒臭い!!!

 

なので、10月頃の夏物と冬物の衣替えをする時期に行うのがおすすめ。

暑さが落ち着いた秋晴れの頃は、爽やかな風が吹く過ごしやすい季節ですので、虫干しの作業が行いやすい時期です。

梅雨時から盛夏にかけて含んだ水分を秋の爽やかな風で吹き飛ばし、着物着用のベストシーズン11月を迎えるという流れがおすすめです。

この年に1回の作業すら面倒な人、もっと簡単な方法を後で紹介します。

虫干しに適した日は晴れた日の翌日

虫干しに適した季節時期は年に3回あると上述しましたが、その時期ならいつでもいいというわけではありません。

雨降りの日はもちろんNGですが、雨が降った日の翌日が晴れていても虫干しには適しません。

前日の雨で空気がまだ湿っている状態で着物を干すと、空気中の湿気を取り込んでしまうからです。

ベストな日は、2日続けて晴れた日の翌日ですが、そのタイミングで行えない場合が多いかと思います。

現実的には、晴れた日の翌日に虫干しを行うといいですよ。

ベストな日を逃し、逃し続けて、結果、

虫干し、しばらくしてないわーーー

となるくらいなら、晴れた日の翌日に虫干しをしておきましょう。

虫干しに適した時間帯は10時から3時

昨日は晴れ、今日も晴れ、虫干し日和だわ!

張り切って、早朝から虫干し!

ちょっと待って!

晴れた日の翌日でも、1日の中で適した時間帯があります。

早朝と夕方以後は湿度が上がりますので避けましょう。

10時から3時の間が虫干しに効果的な時間帯です。

着物を干す時間の長さは2時間

虫干し日和、10時から3時まで着物を干した・・・

干し過ぎです!

虫干しは1~2時間でOK!

着物は、長く吊り下げておくと「袋(ふくろ)」という状態になってしまいます。

袋(ふくろ)とは、表生地と裏生地のつり合いが悪くなり、片方の生地が弛んでしまう状態です。

袋になると、着物を着た時に裾が弛み、だらしなく見えてしまいます。

特に袷の着物は長時間の吊り下げに注意しましょう。

吊るす時間が長くならないためにも、乾燥した日の、乾燥した時間帯に、短時間で虫干しを済ませましょう。

着物が袋になるのを防ぐ吊るし方

着物を干す時は1~2時間ほど着物ハンガーに掛けて吊るします。

裾が床に着くように吊るすと袋になるのを防ぐことができます。

着物の裾が直接、床に着くのが気になるようでしたら、下にたとう紙などを敷いておきましょう。

着物をハンガーに掛けたものの、1~2時間後に畳むことができない場合には特におすすめの方法です。

また、着物を裏返しにして吊るすと色焼けを防ぐこともできます。

着物ハンガーがない!足りない!

という人は、関連記事がありますので参考にしてみてください。

着物ハンガーがない!ニトリや100均ダイソーのおすすめ代用品

直射日光があたらない風通しの良い場所で虫干し

直射日光があたらない場所

着物が嫌いなもの

  • 湿気
  • 直射日光

直射日光は色焼けの原因となりますので要注意です。

人の皮膚が日焼けするのと同じように着物も紫外線があたると色焼けを起こします。

虫干しは直射日光のあたらない場所で陰干しをしましょう。

特に、西側に窓がある部屋で虫干しをする場合には西日に注意です。

西日は時間とともに窓からの日差しが部屋の奥のほうに差し込んできます。

この西日による色焼けが多いので気をつけましょう。

また、蛍光灯にも注意!虫干しを行う部屋の電気は消しておきましょう。

風通しの良い場所

虫干しを行うときは部屋の窓やドアを開けて風通しを良くしておきます。

窓を開けることができない、風通しが悪い場合は、扇風機やサーキュレーターを活用しましょう。

風通しが良いと湿気を早く取り除き、虫干しを短時間で終わらせることができます。

 

虫干し後たとう紙も交換

虫干しを済ませた後は新しいたとう紙に入れて保管しましょう。

たとう紙も1年に1回交換するので安価なたとう紙でOKです。

高価なたとう紙を交換せず長期間使うよりも安価なたとう紙をまめに交換しましょう

たとう紙について、関連記事がありますので参考にしてみてください。

100均ダイソー・セリアの格安着物収納!たとう紙代用におすすめ

虫干し日和だ!たとう紙がなかった・・・

ワタクシの失敗談にならないように、虫干しの季節時期が到来したら、手持ちの着物・帯の枚数分のたとう紙があるか確認しておきましょう。

虫干しの基本的なやり方まとめ

  • 季節・時期・・・10月頃の衣替えシーズンがおすすめ
  • 日・・・2日続けて晴天の翌日が最適、できなければ晴天の翌日
  • 時間帯・・・10時~3時頃、午後4時頃までにはたたんで新しいたとう紙に入れる
  • 時間・・・1~2時間
  • 場所・・・直射日光があたらない風通しの良い場所
  • 方法・・・着物ハンガーに吊るして。袋に注意。

 

晴天の翌日、10時から3時の間に、1時間から2時間程度、直射日光があたらない風通しの良い場所で、着物ハンガーに吊るす。

午後4時ぐらいまでには畳んで新しいたとう紙に入れて保管する。

 

という基本通りにできればいいんですけどね・・・・・

タイミングが合わなかったり、時間と場所がなかったり、ワタクシのような面倒臭がりだったり。

次は、虫干しの簡単なやり方を紹介しましょう!

 

虫干しする時間も場所もない!ハンガー要らずの簡単方法!

たとう紙に入れたままで虫干し

引き出しの中から着物を取り出し、たとう紙に入れた状態で室内に置いておきます。

着物を吊るさなくても、引き出しから出してあげるだけでも大いに効果があり!

引き出し1段すべての着物を取り出せば、それだけでも箪笥の湿気が下がります。

箪笥の引き出しを開けるだけ

箪笥の引き出しをずらしてひな壇状態に開けておくだけでも、風が通り湿気が軽減されます。

ひな壇箪笥に扇風機をあてると、さらに効果的。

基本的な方法から比べると随分と甘くなっていますが、ずっと箪笥の中に入れっ放しよりは、ずっと、ずっと良いですし、簡単にできる方法を回数を増やしてやるほうが効果的です。要するに、着物を

 

新しい空気に触れさせる

 

ことができればいいのです!

引き出しオープン!

エアコン、除湿器、除湿剤の活用

着物を保管している場所が、風通しが悪いなどで湿気が特に気になる場合には、エアコンの除湿機能や除湿器を活用しましょう。

除湿器は、溜まった水分をまめに捨てましょう。

除湿器に溜まった水分も湿気の原因になります。

除湿剤は、着物用でなくても、ごく一般的なものでOKです。交換時期に気をつけましょう。

着物を吊るす時間がなくても箪笥の引き出しを開けるだけでも効果あり!箪笥の引き出しを開けた時に除湿剤もチェックです。

 

虫干しの基本と簡単方法を使い分ける

手持ちの着物全部を虫干し日和にお手入れできればいいのですが、できなければ基本方法と簡単方法を使い分けるのもおすすめです。

フォーマル着物とカジュアル着物で使い分ける

  • フォーマル着物や高価な着物は基本方法でキチンと虫干し
  • カジュアル着物は簡単方法

フォーマルとカジュアルで使い分けます。

黒留袖や黒無地など、フォーマルな着物、高価な着物は上質な生地が使われています。

上質な生地は、目が詰まった生地で、特に湿気が溜まりやすいのでカビのトラブルが多いです。

高価な着物だからといって箪笥の中で大事にしすぎるのは逆効果です。

高価な着物だけでもキチンと基本的な方法で虫干しを行いましょう。

着用頻度で分ける!一番簡単な虫干し方法は着ること!

この着物、どのくらい着たっけ?一年を振り返って

  • 出番が少なくて箪笥に引きこもりがちだった着物はキチンと虫干し
  • 着用頻度が多かった着物は簡単方法または虫干し省く

着用頻度で分けるのもおすすめです。

着物を着た後、畳んでしまう前に、着物を干しますが、これでいいんです!

 

着物は着ることが一番のメンテナンス!

 

例えば、ワタクシ愛用の木綿着物。4月下旬から10月上旬まで活躍していただいております。

10月上旬に着た後、木綿着物はおうちの洗濯機で気楽に洗えるので洗濯、干して畳んで、新しいたとう紙に入れて保管します。これでわざわざの虫干し要らず!

一番簡単な虫干し方法は着物を着ることです。

 

虫干しの季節時期に手持ちの着物を整理する

着物や帯、何枚持っていますか?

その着物と帯、この一年の間にどのくらい着用しましたか?

虫干しは、手持ちの着物を確認する良い機会です。

着物を着る機会がなかった、少なかったからといって箪笥の引き出しを閉めたままにしないで!

引き出しオープン!

同じ着物・帯でも年齢とともに、時間の経過とともに感じ方が変わってくることもあります。

今まで二軍だった着物・帯に新しいコーディネートが閃いたり、ときめいたり。

何年も着用していない、心ときめかない着物は買い取りしてもらうこともおすすめです。

あなたがときめかなくなったそのお着物、別の誰かをときめかせてくれるかもしれないですよ!

虫干しの機会に着物を整理して適度な枚数を着回しましょう。

着物でおでかけして外の空気に触れさせてあげるのが着物にとって一番うれしいことです。

 

まとめ

  • 虫干しに適しているのは晴天の翌日、10時から3時の間
  • 2時間程度、直射日光が当たらない風通しの良い場所で着物ハンガーに吊るす
  • ハンガーに吊るす場合には着物が袋にならないように注意!
  • 午後4時ぐらいまでには畳んで新しいたとう紙入れる
  • 虫干しの基本方法をできなくても簡単方法を行う
  • 着物を箪笥に入れっ放しにしない!引き出しオープン!
  • 着物を新しい空気に触れさせること!
  • 一番簡単な虫干し方法は着ること!
  • 虫干しの機会に着物を整理して買取に出すのもおすすめ!

 

虫干し、しなければ!

と思うと面倒なので、ご自分の手持ちの着物の種類や枚数に合わせて簡単方法も取り入れて、とにかく、着物を箪笥から取り出しましょう。

まずは、箪笥の引き出しオープン!

そして、着物を眺めながら楽しく虫干しできるといいですね!

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。

おおきに!