NHK大河ドラマ「いだてん」意味と使い方!京都・萬福寺の韋駄天像

2021-09-17

2019年のNHK大河ドラマは、「いだてん~東京オリムピック噺~」

2020年東京オリンピック直前年に、日本人とオリンピックの歴史を描きます。

でも、「いだてん」って?

「いだてん」は「韋駄天」と書き、神様のようです。

この記事では、「韋駄天(いだてん)」の言葉の意味や由来と使い方や例文をまとめました。

そして、韋駄天様はイケメン?

仏像ファンの間ではイケメンといわれる京都・萬福寺の韋駄天様を紹介します。

 

スポンサーリンク

目次

「韋駄天(いだてん)」の意味や由来

「韋駄天(いだてん)」の意味は、「足が速い人」「とても速く走る様子」です。

しかし、「韋駄天」という漢字からは「足が速い」という意味を想像しにくいですね。

実は、「韋駄天」という言葉の由来が神様なのです。

韋駄天は、破壊神シヴァの二男で、仏法に取り入れられてからは四天王である増長天に従う八代将軍の一角として、仏法や寺院を護る守護神になりました。

韋駄天の説話の中に、鬼が釈迦の遺骨(仏舎利)を盗ん須弥山に逃げたとき、走って一瞬で仏舎利を取り戻した、というのがあります。

この説話から、足の速い人を「韋駄天」、速い走り方のことを「韋駄天走り」というようになりました。

 

「韋駄天(いだてん)」の例文や使い方

「韋駄天」の例文をあげると、

  • 昨日の陸上大会では、スタートの合図が聞こえたと同時に一人だけ抜きん出た選手がいた。あれこそ韋駄天のような走りだ。
  • 韋駄天の異名を誇る彼が、この大会の優勝候補ナンバーワンだ。

というように使います。

「韋駄天」を本来の意味での守護神として用いることもありますが、「韋駄天のように」「韋駄天走り」というように使われている場合には、「足の速さ」を表す意味で用いられています。

大河ドラマのタイトル「いだてん」は、まさしく「足の速い人」の意味で使われているんですね。

「いだてんはいないのか!」

オリンピックという世界の舞台で勝負できる「いだてん」を探し求めて、嘉納治五郎(演:役所広司)は予選会を開催するのです。

 

比喩表現の「韋駄天」はここまでにして、守護神の韋駄天様をみてみましょう。

 

イケメン仏像!京都・萬福寺の韋駄天像

萬福寺

萬福寺(まんぷくじ)は、京都府宇治市にある黄檗宗大本山の寺院です。

萬福寺

数ある京都の寺院とは雰囲気が異なる、なんだか、日本じゃないみたい、チャイナテイスト?

それもそのはず、萬福寺は、中国僧の隠元禅師によって開創されました。

中国明朝様式が醸し出す独特の雰囲気のお寺に韋駄天様がいらっしゃいます。

韋駄天

甲冑をまとって剣を持つ若武者姿、素敵、アンクルブーツもカッコイイ~、韋駄天様に護られたい、

などと、黄檗宗大本山で俗っぽいことを思うのでした。

京都では、毎年2月に、多くのランナーが京都市内を駆け抜ける一大イベント「京都マラソン」が開催されます。

足の速い神”韋駄天様”も応援してくれているのではないでしょうか。

 

名称 萬福寺(まんぷくじ)
住所 京都府宇治市五ケ庄三番割34
交通アクセス JR奈良線「黄檗」下車 徒歩5分

京阪宇治線「黄檗」下車 徒歩5分

拝観時間 9:00~17:00
拝観料 500円
駐車場 駐車場あり

最初の90分:500円 超過30毎に:200円

Webサイト https://www.obakusan.or.jp/

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。

おおきに!

スポンサーリンク

雑記

Posted by tomo