着物の足元雨対策!雨に強い草履や草履・足袋カバーも!梅雨も安心!
週末のおでかけは着物で。
しかし、天気予報は生憎の雨、洋服にしておくか・・・
いえいえ!雨だからといって、着物でのおでかけを諦めないでください!
日本は、雨に恵まれた風土、梅雨という季節もあります。
何かと多忙なオトナの女性が、着物おでかけを晴天の日だけに限っていると、その機会が無くなってしまいます。
着物の雨対策、今回は、「足元」を特集します。
おすすめの草履と足袋を紹介しますので、雨ニモマケズ、キモノライフの参考にしてみてください。
プチプラ草履の雨対策!「草履カバー」
まずは手軽に、プチプラでできる足元の雨対策は、草履カバーです。
草履の底からすっぽり覆います。付け方の動画がありますので紹介します。
底から覆うことで歩きにくくならないように、底部分には凹凸加工されています。
小さく折りたためるので、雨に備えて、雨の日の「おとも」に携帯できます。
草履カバーの着脱が面倒な人におすすめ!「爪皮(雨カバー)付き雨草履」
草履カバーは着脱がめんどう・・・
そんな方には、爪皮(雨カバー)付きの雨草履を紹介します。
「爪皮」は「つまかわ」と読みます。雨や泥などを避けるために、下駄や草履のつま先につけるカバーです。
時雨草履(しぐれぞうり)と呼ばれ、一般的に、雨の日に履かれているのがこのタイプです。
カバーが透明なのがいいですね。
また、雨対策だけではなく、雪の日、防寒草履として、冷えやすい爪先を守ってくれます。
雨カバーがサイドまで広く覆っているものを選ぶと、足袋を雨雪や、泥はねから守ってくれるのでおすすめです。
雨の日の着物に粋な演出!「下駄+爪皮」
出典サイト:https://oiwai-kimono.com/party-rainyday-amageta.html
実は、雨の日に一番歩きやすいのは、下駄です。
高さがあって、泥はねが少ないんです。
しかし、下駄はアスファルトを歩きにくい。
道がアスファルトで舗装されている現代、着物時の履物は、下駄から草履へと移行しています。
雨の日の外出で下駄は、フォーマル、カジュアルを問いません。
ただし、玄関先までです。
屋内では、その場面に合った草履に履き替えます。
でも、履き替えるのって、なかなか大変、荷物も増えるし。
なので、履き替えなくてもいい「時雨草履」が普及しているのですが、「下駄&爪皮」って、すごく粋でカッコイイと思います。
おでかけ先で、履物を脱ぐ場合など、履き替えの必要がなければ、「下駄&爪皮」もいいですね。
雨コートと和傘と下駄・・・やまとなでしこな演出です!
雨の日も晴れの日も!「カレンブロッソのカフェぞうり」
さてさて、話を下駄から再び、草履へ戻しまして。
草履カバーは着脱がめんどう・・・
時雨草履はカバーを取り外せない、カバーが透明とはいえ、雨が上がった後も雨カバーが付いているのはなぁ・・・
そんなあなたに!いいものがありますよ!その名も、
「美人のつま先」
取り外しができる雨カバーです。
先に紹介した草履カバーと比べるといいお値段しますが、着脱が簡単!鼻緒の前坪に掛けるだけです。
急な雨にもサッと簡単に装着できます。
このカバーを草履に付けて履くと、自分の体重がカバーに乗っかるのでずれにくく、水が入ってきません。
「美人のつま先」を晴雨兼用の草履に装着すれば、足元の雨対策はバッチリ!雨の日も、晴レの日も着物でおでかけください!
そして、晴雨兼用草履なら、カレンブロッソの「カフェぞうり」がおすすめです。
カレンブロッソは、大正15年創業の履物メーカー「菱屋(ひしや)」のプライベートブランドです。
着物生活をしている人であれば、必ず持っている定番アイテムです。
カレンブロッソ「カフェぞうり」おすすめの理由
- EVA台にゴム底というスニーカーと同じような素材なので、歩きやすい
- 草履の裏全面にゴムが貼ってあるので、雨が染み出てこない
草履をこれから買う人、または、新調しようと思っている人には、おすすめです!
特に、プリンセスシリーズは、鼻緒も台もPVC(ポリ塩化ビニル)なので、汚れても水拭きできます。
草履の雨対策OK!次に、足袋の雨対策をみてみましょう。
アウトドア衣料にも使用!雨に強力素材!「超撥水足袋カバー」
足袋の雨対策には、撥水性のある足袋カバーを紹介しましょう。
「撥水」なので、水を玉状にしてはじきます。
次の足袋カバーは、「ゼラノッツ」という通気性はあるのに、水を通さない優れた素材を使用しています。
ただの「撥水」ではなく、「超撥水」ですよ!
その素材の特徴をみてみましょう。
元は、スポーツ衣料用素材として開発された「透湿防水素材」です。
「防水」でありながら、「透湿」なので衣服内の湿気を逃がしてくれるので蒸れません。
スポーツやアウトドアブランドに多く採用されていたのが、足袋カバーで初めて採用されました。
スポーツやアウトドアに使われているのですから、雨対策には強力な素材ですね!
では次に、この「ゼラノッツ」を使用した足袋カバーの特徴をみてみましょう。
三層構造の特殊な生地です。
足袋の表地はナイロン、裏地はポリエステルで、その間に、透湿防水のウレタンフィルムが入っており、水を通しません。
素材自体に撥水効果があるので、普通の防水加工よりも劣化しにくく防水性を維持できます。
洗濯を繰り返しても、撥水効果はほとんど劣化しません。
ただし縫製品なので、縫い目から水が浸透する場合があります。
先述したように、「防水」でありながら、湿気を逃がす性質もあるので蒸れることなく、お足快適です!
そして、履きやすさをみてみましょう。
この製品は、見た目は真っ白の白足袋ですが、コハゼがないソックスタイプです。
素材の特性から、少しストレッチ性に欠けるので、履きやすさという点で少し劣ります。
素材が、ナイロン、ポリエステル、ウレタンですからね。
その点は仕方がないかな、と思うのですが、ポリウレタンを混ぜて伸縮性があるものが開発されるのを期待します。
なので、履く時の窮屈感が少し気になるので、いつものマイサイズよりもひとつ大きいサイズを選ぶほうがいいです。
また、外出先で素早く脱ぎたい場合にも、脱ぎやすい大きめのサイズのほうがいいですね。
履きやすさという点では少し劣りますが、それを補って余りある撥水性能です。
雨の日に優先したいのはやはり、「濡れない」ことですよね!
着物の雨対策、今回は「足元」を特集して、草履と足袋の雨対策についてでした。
足元のほかにも着物の雨対策をまとめた記事がありますので参考にしてみてください。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。
おおきに!
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