随心院はねず踊り・御朱印や襖絵と手づくり市や小町フェス動画も!
みなさんにはお気に入りの梅スポットありますか?
梅の名所が数多くある京都より、「はねずの梅」と「はねず踊り」の随心院を紹介します。
「はねず」とは、万葉集にもある古代色です。どんな色でしょう?
小野小町ゆかりの寺ならではの御朱印、写真映えする襖絵や小町フェスなど、京都のお寺のなかでも個性豊かな随心院です。
京都山科の小野小町ゆかりの地「随心院」
随心院は、991年に創建された真言宗善通寺派の大本山で、創建当時は「牛皮山曼荼羅寺」と称されていました。
この名は、開祖である仁海僧正が、亡き母が牛に生まれ変わっていたという夢を見たため、その牛を尋ね求めて飼育したものの、ほどなく死んでしまい、その牛の皮に両界曼荼羅の尊像を描き本尊にしたことに由来します。
この界隈はかつて「小野郷」と呼ばれ、小野氏が栄えた地域でした。
「絶世の美女」といわれる平安時代の歌人、小野小町が余生を送った地と伝えられ、今では「小野小町ゆかりの寺」として知られています。
小野小町が顔を洗ったという「小町化粧井戸」や、貴族から届いた恋文を埋めたと伝えられる「小町文塚」など、伝説めいた歴史ロマンある地は、京都のパワースポットとしても人気の観光地です。
はねずの梅咲くころ小野小町を偲ぶ「はねず踊り」
はねず踊りは、毎年3月の最終日曜に上演される、小野小町と深草少尉との恋物語(百夜通い)を題材にした踊りです。2人に扮した華やかな衣装の少女たちのはねず踊りが行われます。
「はねず」とは薄紅色のことで、随心院の小野梅園には「はねず梅」と呼ばれる薄紅色の梅が植栽されています。
元々は、里の子らが家々を回り、門内の庭で踊っていました。踊りは昭和48年に復活し、現在に至っています。
はねず踊りは、境内にて、11時、12時半、13時半、15時に行われます。
小野梅園特別公開「観梅会」と春限定御朱印
随心院の小野梅園は梅の名所です。春季特別公開の観梅会は、3月1日から3月31日までの1ヶ月開催されます。
また、3月1日から4月15日までは、本尊如意輪観音の御開帳が行われます。これに伴い、期間中は御開帳記念御朱印と春限定御朱印の2種類の限定御朱印をいただけます。
毎月第1日曜日開催!随心院「小町手づくり市」
毎月第1日曜日には、随心院「小町手づくり市」が開催されます。
小町フェスの様子です。
「だるま商店」のフォトジェニックな襖絵「極彩色梅匂小町絵図」
近年、現代アーティストによるモダンな襖絵が注目を集めています。
随心院の「極彩色梅匂小町絵図」もそのひとつです。
はねず色を基調としたこの作品は、従来の襖絵の概念を覆す色鮮やかさ。
4面の襖絵に小野小町の一生を幻想的に描かれています。
「極彩色梅匂小町絵図」を手がけたのは、「だるま商店」という2人組みの若手アーティストです。
僕たちが随心院へ訪れ、春にある「はねず踊り」を見たり、みんなが小町のことを思うと、
「小町さん死んでもみんな訪れてきてはるでしょ?そんな寂しくないですよー」
って事を思い、それを絵を描くときに込めました。
引用元サイト:http://dalma.jp/?page_id=60
もし、タイムマシンがあったら、小町さんを連れてきて、現代の随心院の、歴史ロマン×現代アートのコラボを見せてあげたいですね。
きっと、頬をはねず色に輝かせて喜ばれると思います。小町さんとお着物談義もしたいな。
そんな随心院へお着物でお出かけして、梅や襖絵、小町フェスの人たちと一緒に写真に収まるのもいいですね。
【住所】京都市山科区小野御霊町35 |
【車でのアクセス】
京都東ICから10分 阪神高速8号京都線山科出口から5分 随心院には無料の駐車場がありますが、公共交通機関でのアクセスも便利です。 【交通アクセス】 京都市営地下鉄東西線「小野」から徒歩5分 |
【Webサイト】http://www.zuishinin.or.jp/ |
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