長尺半幅帯の簡単アレンジ!アラフォー40代からおすすめの結び方!動画で!

2022-07-28

前回の記事で半幅帯の基本の結び方「文庫結び」と「貝の口」と、その応用を紹介しました。

今回は、

  • 文庫結びや貝の口には飽きた
  • 文庫結びは子供っぽい感じがする、大人っぽい結び方、粋な結び方をしてみたい
  • 浴衣にも着物にも合う結び方をしたい
  • アレンジして変わり結びしたいけど、難しいのはイヤだ
  • お尻や背中の大きさが目立たない結び方をしたい

など、注文の多いアラフォー世代のワタクシが、「長尺半幅帯の簡単アレンジ変わり結び」を選んでみました。

特に、オトナになってくると、体形にも「貫禄」が出てきますよね。

変わり結びをすることで、帯の方へ視線がいって、この悩ましい「貫禄」が目立たなくなるというメリットがあります。

変わり結びを簡単にする「秘密の小道具」も登場しますのでお楽しみに!

では、動画をみてみましょう。

その前に・・・・・

半幅帯結び「基本の5ステップ」とコツをみておきましょう。

 

目次

半幅帯結び「基本の5ステップ」とコツ

博多織の半幅帯
半幅帯の代表、博多織の献上柄

前回の記事で書いた「基本の5ステップ」を、もう一度、確認しておきましょう。

  1. 手先の長さをとる
  2. 帯を2回体に巻く
  3. 手先を整える
  4. タレを整える
  5. 手先とタレを結ぶ

「基本の5ステップ」まで出来れば、あとはアレンジです。

ステップ1「手先の長さをとる」時に、ステップ5「手先とタレを結ぶ」以後の手順を想定しておきましょう。

例えば、「しだれ桜」では、手先とタレは、ヒモを結ぶ時と同様に固結び(2回結ぶだけ)をするだけなので、手先の長さはさほど長くは必要ありません。

手先とタレを結ぶ、そしてその後のアレンジにより手先の長さが決まります。

 

「後の手順を想定する」

 

これが帯結びのコツです。

 

前回の記事

 

「しだれ桜」~固結び、パタパタパタ、くるりん

「半幅帯って、浴衣を着る時に結ぶ帯でしょう」

というイメージの方が多いかと思いますが、変わり結びをすると浴衣だけでなく、着物にも合いますね。

先述したように、手先の長さは次工程を想定して決めます。

手先とタレは固結び(動画では「げんこ結び」と言っています)をするだけなので、手先の長さは短く、基本の55cmを半分にします。

  • 固結びでしだれ桜の土台を作る
  • タレをパタパタ、蛇腹折りする
  • 蛇腹折りしたタレを上からくるりん、固結びの内側に入れる

こんな感じで覚えています。

みなさんも、覚えやすい覚え方をすれば、帯結びがスムーズになりますよ。

 

次は、「秘密の小道具」の登場です。

 

「松結び」~1枚ずつ羽を作る

「秘密の小道具」三重仮紐を使って羽を作ります。

手先も羽の一枚になりますので、手先は長めに、基本の55cmに一手分足します。

三重仮紐の3本のゴムのどこに羽を挟むのか補足します。

※外側から1本目、2本目(真ん中のゴム)、3本目(体に接しているゴム)とします。

手先・・・3本目と体の間、つまり、3本のゴムを手に取って羽を挟む

タレで羽を作ってゴムに挟む、という作業を繰り返します。

1枚目の羽・・・1本目と2本目の間、つまり、1本のゴムを手に取って羽を挟む

2枚目の羽・・・2本目と3本目の間、つまり、真ん中のゴムを手に取って羽を挟む

続いて余ったタレをゴムに挟む

 

三重仮紐を使うと、複雑に見える帯結びも、実は簡単、ぜひ、試してみて下さい。

 

「パタパタ結び」~1回で羽を作る

「松結び」では1枚ずつ羽を作ってゴムに挟んでいました。

「あれ?どのゴムに挟むんだっけ?」となりませんでしたか?

「パタパタ結び」では羽を、「しだれ桜」の時のように、「パタパタパタ」と蛇腹折りに作ります。

タレで羽を作る作業が1回、真ん中のゴムに1回挟めばいいので、こちらのほうが簡単かもしれません。

手先は、1本目のゴムに下から挟み、羽の1枚になります。

 

「長尺半幅帯の簡単アレンジ変わり結び」

今後もこのページに追加して紹介しますので、ぜひ、このページをお気に入りに登録していただけるとうれしいです。

※記事が長くなりますので、別の記事にまとめます。ぜひ、見に来てくださいね!

 

長尺半幅帯の長さ

一般的な半幅帯の長さは約360cmです。

長尺半幅帯の長さは、4m以上。長ければ長いほど羽の枚数を増やして、ボリュームを出すことができます。

「いろいろなアレンジをしたいけれど長さが足りない!」

となると、帯結びにストレスを感じますので、4m以上ある長尺半幅帯をおすすめします。

 

帯の前結びにおすすめ!便利グッズ!

前結び用帯板

綺麗に帯が結べた!後ろへ回したらグチャグチャ・・・残念。

そんな残念なことにならないようにおすすめ!前で結んで形を整えた後、帯と帯板を一緒に後ろへくるっとスムーズに回せる便利グッズです!

着物クリップ

帯を胴に巻いた後、右脇下でクリップ留めしておくと帯がズリ落ちず、両手を自由に使えます!着物クリップは”第三の手”になってくれます。

クリップの挟み部分にゴムが付いているので帯を傷めません。

鈴付きのものにしておくと取り忘れもなく便利ですよ。

三重仮紐

複雑そうな変わり結びが簡単にできてしまう「秘密の小道具」です。

中央の部分が三重のゴムになっています。

登場するのは、基本のステップ5「手先とタレを結ぶ」の後。

手先やタレで羽を作り、ゴムの間に通します。

羽が重ならないように左右に振り分けます。

簡単に変わり結びが楽しめて、ボリュームのある豪華な後ろ姿になります。

 

 

長尺半幅帯のアレンジはアラフォー40代の浴衣にも着物にもおすすめ!

「長尺半幅帯の簡単アレンジ変わり結び」は、アラフォーさん、40代さんからの浴衣にも着物にもおすすめです。

ちょっとおでかけ、名古屋帯でお太鼓結びは大げさだな、という時、変わり結びをして気楽におでかけするのがおすすめです。

また、盛夏の頃、浴衣で花火大会や夏祭りにおでかけする時、浴衣を大人っぽく着こなすアイテムとしても半幅帯はおすすめです。

 

 

半幅帯のアレンジのいいところは、名古屋帯で作る「お太鼓」のように「正解の形」があるわけでなく、「私のオリジナル」でできるところです。

ぜひ、「私のオリジナル」のアレンジ結びをして、おでかけをお楽しみください。

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

おおきに!