着物と浴衣の違い!着用時期や場面と素材!着物を浴衣として着る着方も

2021-07-18

「着物」

「浴衣」

両者の違いって?

浴衣は、花火大会やお祭りなどの夏のイベントで着るもの、

着物は、成人式や冠婚葬祭などで着るもの、

と漠然に思っていませんか?

ま、あってなくはないのですが・・・

この記事で、着物と浴衣の違いについて、

  1. 着用場面
  2. 着用時期
  3. 着付け、着方
  4. 素材

に分けてみていきましょう!

そして、着物を浴衣として着る着方も紹介します。

 

スポンサーリンク

目次

浴衣と着物違いをわかりやすく!着用場面

着物

着物と浴衣、どんな時に、どんなシーンで着るの?

というところから始めましょう。

浴衣の着用シーン

まずは、浴衣から。

浴衣は、お風呂上りに着る衣類でした。

漢字の通りですね。浴衣(ゆかた)は、入浴後の衣類。

旅館には浴衣、ホテルにはバスローブがアメニティグッズとして備えられていますね。

つまり、浴衣は、パジャマ、バスローブでした

「でした。」と過去形にしてみましたが、

もちろん、今でも、入浴後の衣類でもあるのですが、

夏の花火大会やお祭りなどに着て行く外出着にもなっていますね。

銭湯や夏の夕涼みに浴衣でお出かけ、そして、お祭りなどのイベントでも着て行くお洒落着にまでポジションが上がってきました。

今や、夏のデートの勝負服でもありますよね!

洋服に置き換えてみると、

パジャマ → 部屋着 → ちょっとそこまで、ワンマイル服 → カジュアルなお出かけ服

といった着用場面の広がりでしょうか。

着物は着る物!

では次は、着物はどんな時に、どんな場面で着るのか?答えは、

 

365日、毎日、いつでも、どこでも

 

です!着物は、

「日本の伝統的な衣装」とか

「成人式や結婚式、お見合いや特別なパーティーで着るもの」

などと思っている人、いやいや、

着物は着る物です。

着物を着ていると、

「着物着てはる~」

と特別なことのように言われることがあるのですが、

「着る物」ですから。

結婚式には留袖を着るなど、着物のTPOや格で、それぞれの場面で着る着物は変わってきますが、今回はそこまでは触れず、どんな時に着るの?ということであれば、

 

365日、毎日、いつでも、どこでも

 

です!近所のスーパーで買い物するにも、おうちで家事をするにも着物、どんどん着ましょう!

昔の人は、着物を着て生活していましたよね。

着物は、「衣食住」の「衣」、衣類なのです。

 

浴衣と着物の違いをわかりやすく!着用時期と季節

浴衣

浴衣の着用時期と季節

浴衣の着用季節は、夏です。

夏のカジュアル着です。

もともと浴衣はパジャマですから、素肌に着ることが多いですよね。

最近では、浴衣用の浴衣スリップなども多く流通していますが、基本的には素肌に着る物です。

冬に浴衣を着るのは、洋服でいうと、Tシャツで過ごすようなもので寒すぎます。

7月、8月が着用時期ですが、最近は地球がどんどん暑くなってきているので、前倒しして、5月ぐらいでも浴衣を着ている人を見かけます。

着物の着用時期と季節

365日、毎日、いつでも、どこでも、

着物をどんどん着ましょう!

着物の袷や単衣など、季節による種類については記事があるので参考にしてみてください。

 

浴衣と着物の違いをわかりやすく!着付け、着方

着物 小紋

浴衣と着物の着付けの違いです。

浴衣・・・長襦袢を着ません。浴衣スリップや肌襦袢など肌着の上に浴衣を着ます。足元は、足袋を履かずに素足で下駄を履きます。

着物・・・長襦袢を着ます。肌襦袢を着て、長襦袢を着て、着物を着ます。足元は、足袋を履いて草履を履きます。

つまり、浴衣と着物の着付けの違いは、長襦袢を着るか着ないか、素足か足袋を履くか、ですね。

 

浴衣と着物の違いをわかりやすく!素材

浴衣

夏に着る浴衣は、汗や水分をよく吸収する木綿や麻が使われています。

浴衣は、元はパジャマ。

汗を吸いやすくて肌触りの良い素材が適しています。

対して、着物は、

 

365日、毎日、いつでも、どこでも

 

着る物なので、着用場面や季節によって様々な素材があります。

着用場面、TPO、着物の格、といった話になると長くなるので、ざっくりと、

  • フォーマル
  • カジュアル

と分けると、

フォーマルシーンで着る留袖や振袖、訪問着などの高級着物には絹が多く使われています。

 

「成人式や結婚式、お見合いや特別なパーティーで着るもの」

 

着物にこういうイメージを持ってしまっている人は、着物=高級というイメージになってしまっているのでしょう。

着物の最高級の生地は絹、よく「正絹」と言われていますが、着物はそれだけではありません。

カジュアルシーンで着る物には、絹だけでなく、木綿や麻、ウール、ポリエステルの化繊もあります。

夏は、浴衣同様、汗を吸いやすい木綿や麻、

冬は、温かいウール、

雨が心配な時には、水分をはじきやすいポリエステル、

といったように、カジュアル着物は自由なので、気候や天候で素材を選ぶといいですね。

 

着物を浴衣としても着る着方

着物

浴衣と着物の着付けの違いをもう一度。

浴衣・・・長襦袢を着ません。浴衣スリップや肌襦袢など肌着の上に浴衣を着ます。足元は、足袋を履かずに素足で下駄を履きます。

着物・・・長襦袢を着ます。肌襦袢を着て、長襦袢を着て、着物を着ます。足元は、足袋を履いて草履を履きます。

なので、長襦袢と足袋を省くと着物も浴衣として着ることができます。

ただし、長襦袢を着ないで着物を着るので、着物の素材には木綿などのおうちの洗濯機で気軽に洗えるものをおすすめします。

長襦袢には、着物を皮脂から出る汗や脂分から守る、という役割があります。

その長襦袢を省いて、肌着の上に着物を着るので、肌着で吸いきれなかった汗や脂分が着物に移ることも考えると、脱いだあとはすぐにお手入れ。

特に、暑い季節には、

 

着る枚数をできるだけ少なくしたい!

 

と思いますよね。

長襦袢を省いて、着物を浴衣として着るのは、もちろん、OK!

ただし、その際には、着物の素材は、脱いですぐ、おうちの洗濯機で洗える素材の着物にしましょう。

おすすめは、木綿着物。

5月、6月の初夏と、9月の残暑厳しい時期には着物として。

7月、8月の盛夏には浴衣として。

一石二鳥と言いますか、一枚で二度おいしい着物であります。

5月から9月まで、5か月間も着られる着物です!

ワタクシ、4月の下旬から10月の上旬ぐらいまで愛用しております。

一年のうち、ほぼ半分の期間着られるので、帯や帯締め、帯留めなど、帯回りで季節感を出すといいですね!

 

着物を浴衣として着る!

浴衣は、着物よりも着方が簡単ですので、普段着物の入り口にしましょう!そして、着物は、

 

365日、毎日、いつでも、どこでも

 

「着る物」です。

浴衣で花火大会や夏祭りにおでかけ、

おしまい

では、もったいないです。

浴衣を着られる人は、着物を着ることもできます!

ぜひ、年中、じゃんじゃん着物、着よう!

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。

おおきに!

スポンサーリンク

浴衣, 着付け

Posted by tomo