普段着物と帯と小物コーデ!時短着付け!後片付け簡単!おでかけ~収納保管までルーティン!
今回は、4月の京都で街歩きをした時の春コーデを紹介しながら、
- 着物でおでかけ時のコーデのコツ
- 着付け時短のコツや便利アイテム
- 着物を着た後の片付けを簡単にするコツ
など普段着物のおでかけから後片付けまでのルーティンを説明しますので、
- 着物コーデがなかなか決まらない人
- 着付けに時間がかかってしまう人
- 着物を着た後の片付けが面倒な人
は、この記事を読むとサクッと着物を着ておでかけできるようになります!
4月の京都、単衣でおでかけしたら快適でした!
その日の気温・気候に合わせて袷か単衣か決めればよい
今日は何を着る?
季節の変わり目、着る物に悩むのは洋服も和服も同じですね。
街着などカジュアル着物の場合にはその地域の気候やその日の気温、ご自分の体質(暑がり・寒がり)などによって、自由に決めてOKです!
季節の変わり目は洋服でもいろんな格好をして調整しますから、和服も同様、その日の気候と気温に合わせて着ましょう!
温暖化で夏が長くなり、春と秋があった?と思うくらい短くなってきているというのに、
単衣は6月と9月に着る物
という決まりごとは合理的ではありません。
袷の時期に単衣を着てもOK!
袷と単衣については関連記事がありますので参考にしてみてください。
衣替えのルールや季節の変わり目に着る着物や着方のコツなど関連記事がありますので参考にしてみてください。
着物の季節と衣替えルール!初心者にもおすすめの通年柄や5月6月9月10月の着物
おでかけ日の気象データ
2022年4月20日
- 最高気温 26℃
- 最低気温 10℃
- おでかけ時間は日中
- 京都市の服装指数(昼)半袖+カーディガン
- 街歩き
4月は最高気温が12℃~28℃ぐらいと寒暖差が激しかったのですが、おでかけ日は26℃、夏日です。
4月は袷の時期、なんてルールは捨てちゃえ!
単衣を着ます!
着物着付けは準備が大事!着付けを始める前にコーデ決定!
着付けをスタートする前にコーディネートを決めてしまいましょう。
洋服の場合は着ながら決めることもできますが、和服は着てから
「…これ、なんだか違う」
と思って脱ぎ着をしていては時間がめっちゃかかってしまいます。
コーディネートを決めてから着付けを始めましょう。
そして、着物・帯だけでなく、襦袢や腰紐などの紐類、和装小物も含めて着付けに必要な物すべてを手の届くところに置いてから着付けを始めます。
着付けは準備が大事!
着物と帯と帯小物コーディネートのコツ
コーデのコツ1.着物は無地やおとなしめな柄
コーディネートを簡単にする、特に着物初心者さんにおすすめな着物は
- 無地
- 江戸小紋
- 細かい柄の小紋
柄々していない、おとなしい色柄の着物です。
着物コーデを家の中のインテリアコーデに置き換えてみましょう。
着物は壁紙やカーテン、床材など広い面積を占めるアイテムです。
広い面積を柄で占有するとそれに合わせる家具やインテリア小物が難しくなります。
着物初心者さんは色柄が派手、かわいい物に目が奪われますが、例えば、こういう柄×柄↓↓↓
柄×柄コーデは上級者さん向けのコーディネートです。
初心者さんには「これ、ちょっと地味…」と思うくらいのおとなしめな色柄をおすすめします。
ワタクシが今日、選んだ着物はこちら↓↓↓
単衣のお召です。生地が上質で光沢もあるので帯次第でカジュアル~セミフォーマルまで着用できます。
帯の色柄も選ばない、一軍、4番エースの活躍。
前回、秋の着物と襦袢の選択や寒暖対策のコツを紹介しましたがその時にも着用しています。
【秋の普段着物】袷の時期に単衣!ルールよりも気候優先!襦袢で寒暖対策
着物の色柄をおとなしい物にしておくほうが帯とのコーディネートがしやすくなります。
コーデのコツ2.今日はこれを使いたい!を一つ決める
「コーディネート」というと難しく感じますが、結論、自分の好きな物を身に付ければいいんです!
コーデのコツを伝授しているのか、と期待した人はスミマセン…
しかし、結局は、洋服でも和服でも好きな物を着ればいい、それがお洒落です。
とは言っても、すべてのアイテムを好きな物で固めるとチグハグすることがあります。
今回は、着物と帯と帯小物のコーデについてですが、着物アイテムには
- 帯
- 帯小物(帯揚げ、帯締め、帯留め)
- 半衿
- 足袋
- 草履
- かばん
コーディネートを構成するアイテムが多くあります。
コーデアイテムをすべて好きな物にして上手くまとまればいいのですが、食事でも自分の好物ばかりだけど食い合わせが良くない…
ということありますよね。
好きなアイテムを一つに絞ってそれを中心にコーディネートを展開すると上手くまとまりやすいです。
例えば、本日のコーデはこれ↓↓↓
着物・・・単衣のお召
帯・・・博多織の半幅帯
今年のトレンドカラーはピンク、とテレビで言っていたのを思い出して
「ピンクの半幅帯を使いたい」
ピンクの半幅帯からコーデを展開しました。
半幅帯の長さが約380cmの並尺なので、結び方は矢の字にします。
半幅帯の結び方は関連記事がありますので参考にしてみてください。
半幅帯の結び方一覧!基本とアレンジも!着物初心者も簡単!おすすめ動画で!
矢の字は緩みやすいので固定する帯締めも選びます。
買って未だ使っていなかったきねやさんの三分紐を使ってみましょう。
ピンク(帯)× 黄(帯締め)× 青(帯留め)
おぉ~、なかなか、かわいい組み合わせではないか~(自画自賛)
羽織は寒暖対策ではなく、塵除けの役割でレースの羽織を羽織っておでかけします。レースなので羽織紐よりもクリップで軽く留めます。
羽織クリップは七宝焼デザイナーのkimitoさんのお品。
マスクも必須アイテム。
好きな物を欲張りすぎず、一つに絞る。
コーデのコツ3.小物は見やすいように整理しておく
小物は見やすいように整理して収納しておくとコーデを考える時に見やすいですよ。
着物を着ない時でも見やすいように整理しておけば、いつでも眺めてコーデのアイデアを膨らませることができます。その時間もまた楽し。
整理整頓も着付け時短のコツ。
着るだけで衿が決まる!着付け時短!おすすめ半襦袢
たったの15分!?
着物着付け教室の宣伝でよく見かけるのが「着物はたったの15分で着られます!」
確かに、15分で着物を着て帯を結ぶことができるようになります。
しかし、着物を着る前には襦袢を着なければなりません。
襦袢は着物を着るのに下地となる物。
下地である襦袢の着方がぐちゃぐちゃだと着付けは綺麗に仕上がりません。
なので、着物着付けの中で襦袢は重要です。
襦袢は重要であり、意外と時間がかかるんですね。
そこで、時短!簡単に着られる半襦袢を紹介しましょう。
↓↓↓こちらの半襦袢はボタンで留めるだけで衿の抜きが簡単にできて、衣紋が綺麗に決まります!
着物の着付けを始めた頃に思ったことの一つが、
何本ヒモを結ぶねん…めんどくさっ
ボタンで留めるだけの襦袢、素晴らしいです!
着付けで難しいところが、衿。
衿もボタンを留めるだけで決まる!
ボタンで留めるだけ!何回言うねん、何回も繰り返すほどに便利なんです!
ボタンで留めるだけの半襦袢にしてから着付けの時間が短縮されました。
着物を脱いだ後は収納保管前に干す!
着物でおでかけ、帰宅。
着物を脱いだ後、畳む前に必ず干しましょう。
干して着物に含まれた湿気を取り除いてから畳んで次回着るまで収納保管します。
半日ぐらい干しておくという人もいますが、ワタクシの場合、手狭なマンション暮らし。
サーキュレーターを強風にして2時間ぐらいで済ませて畳んで仕舞います。
ナスタのエアフープに干しています。
後片付け時短!半襦袢はハンガーで収納保管!
着物と帯を干した後は、洗濯した襦袢を干します。
半襦袢は洋服と同じようにハンガーに掛けて干して、乾いたらクローゼットへ。
洗濯→乾かす→クローゼットへ
「着物は後片付けが大変」
と言う人がいらっしゃいますが、襦袢を畳まなくて済むだけで後片付けの労力を軽減できます。
そして、次に着物を着る時には襦袢をすぐに取り出せます。
まとめ
- 4月に単衣OK!気温や気候に合わせて快適に着られる着物を選びましょう!
- コーデは着付けを始める前に決定!
- 着付けは準備が大事!必要な物すべて手の届くところに置いておく!
- 着物は無地やおとなしめな柄のほうがコーデしやすい!
- 柄×柄は上級者向けコーデ!
- コーデは欲張りすぎず!使いたいアイテム一つを中心に組み合わせるとまとめやすい!
- 小物は整理整頓しておくとコーデを考えやすい!
- 着用簡単な襦袢で着付け時短!
- 着物を脱いだ後の片付けも便利グッズを使えば時短!
和服は洋服に比べると難しい、何かと面倒…洋服のほうが簡単。
今回は、着物を簡単に時短のコツなどを紹介しましたが、それでも確かに洋服のほうが簡単です。しかし、
- 着物や帯、小物を眺めながらコーデを考える時間
- 着物・帯を畳んで仕舞う時間
ファストファッションとは対極する、
自分が身に着ける物に時間を使うこと
とてもステキで有意義なことだと思います!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
おおきに!
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