【着付け教室】なぜ無料?着物買わされる?カラクリと体験談も!
- 自分で着物を着られるようになりたい
- 着付け教室って着物を買わされそうで怖い
- 無料の着付け教室ってどうなの?
「そうだ着物、着よう」
と思い立てば、自分で着物を着られるようになりたいですよね!
着付けを習いに通ってみよう!そこで、気になるのが
- 着付け教室の受講料が無料の理由
- 高額の着物を買わされるってホント!?
タダほど高いものはない!?
この記事では、着付け教室が無料のカラクリと実際に通ってみた体験談を語ります!
着物を着てみたい!
という思いが、着付け教室で嫌な体験をして着物を着るのをやめた…では残念!
これから着付け教室に通ってみようと思っている人、特に、無料の着付け教室が気になる人はぜひ、参考にしてみてください。
無料着付け教室の目的は「着付け」ではなく「着物販売」
入会金や受講料が無料の着付け教室の目的は、
「着物を着られるようになって、着物をお買い上げいただくこと」
後半部分の「着物をお買い上げいただくこと」のほうが本当の狙いです。
「着付けのレッスンは無料なんだから、着物を買わせようとするのは当然だわね」
無料の着付け教室に通う場合には、教室側の
着物を買ってほしい!!!
という思いがあるのは当然、というぐらいの割り切りをしておきましょう。
無料のカラクリは授業に必ずある販売会
着付けの授業は、着物を買っていただくための宣伝活動だからといって、
「私どもの着付け教室は、着物をお買い上げいただくための宣伝活動として着付けを教えています」
などとわかりやすく、あからさまには言わないでしょう。
例えば、ある無料着付け教室のホームページをみてみましょう。
「コーディネート体験会&販売会」で、着物の楽しみ方を知ってください。
○○○○は、着物を着る人と作る人を直に結ぶ「販売仲介業」。
もちろん、当日その場に並ぶ着物や帯を購入していただけるとありがたいのですが、購入の義務は一切ありませんので、授業の一環として楽しんでください。
- 購入していただけるとありがたい
- 購入の義務は一切ありません
- 授業の一環として楽しんでください
やんわりとした言い方ですな。しかし!
実際、当日その場にずらーーーーーっと着物や帯が並んで
着物を買ってほしい!!!
着物と帯をコーディネートして
着物と帯を一緒に買ってほしい!!!
やんわりとした言い方とは程遠い、計算機片手の気合マンマン「情熱の販売会」です。
○○○○は、その着付け教室の名称です。
○○○○では、「コーディネート体験会&販売会」という名の授業で着物の販売会をしていますが、教室によって名前はアレコレと変わるものの、販売会が授業に組み入れられています。
○○○○の場合は、「販売仲介業」とあるので呉服屋さんへ連れていくなどして、生徒さんが購入すれば、○○○○にマージン(仲介手数料)が入るというカラクリです。
そもそも、○○○○が仲介に入ることで「直に結ぶ」ことにはなっていないのですが・・・
「直に」販売会をしている教室もあります。
呉服問屋が着物教室を運営していて、自社商品を販売しているほうが、マージンの上乗せがありません。
その呉服問屋がどの程度の価格帯の着物を扱っているかによりますが、仲介で購入するよりも金額をおさえることができます。
無料着付け教室の注意すること4つ!
さて、ここからは実際に無料着付け教室に行ったことのあるワタクシから、無料着付け教室に行ってみようか考えているあなたへ注意点を語ってみようと思います。
注意点というよりも一番必要なのは、
「着付けを教えるのは無料なんだから、着物を買わせようとするのは当然だわね」
という冷静さです。
何かを始めようと思い立った時、テンションが高くなるものですが、
「無料にはカラクリあり」
冷静になりましょう。
- 授業は集客手段!着物販売で商売が成り立っている
- 着付け教室だけではなく自分で練習!
- とちゅうでやめてもOK!
- 情報収集が大事!
授業は集客手段!着物販売で商売が成り立っている
どんな商売にもあてはまることですが、商品を売りたければ、
- 買いたい人
- 買ってくれそうな人
を集めたいですよね。着付け教室に来る人は、
- 着物に興味がある
- 着物を買ってくれる可能性が高い
人たちなので、授業は無料にして集客しているのです。
つまり、無料着付け教室は集客手段。
無料着付け教室もボランティアでしているのではなく、もうけないと商いになりまへん。
販売会があるのは承知したうえで、
「着付けを教えるのは無料なんだから、着物を買わせようとするのは当然だわね」
ぐらいの割り切りをしておきましょう。
着付け教室だけではなく自分で練習!
着付け教室で教えてもらうだけでは着物を自分で着られるようにはなりません。
着付け教室では「着物を着る手順」を覚え、その手順を自分の手を何度も動かして繰り返して練習することが必要です。
着付け教室は、着物を着る手順を覚えるところと心得ましょう。
最近では着付けの動画がたくさんあるので、自宅での練習がやりやすくなりました。
無料動画を活用しましょう!
当サイトでも着付けの無料動画を紹介していますのでぜひ、参考にしてみてください。
とちゅうでやめてもOK!
着物販売には熱心なのに、教える方は全くやる気なし。
いくら無料着付け教室が集客手段や着物の販売促進活動とはいえ、全く着付けを教えないのは酷過ぎ。
通い始めて「こりゃ、ダメだわ」と思ったら即やめてOKです!
全く教えない教室では手順を覚えることすら無理なので、さっさとやめるか他へ乗り換えましょう。
情報収集が大事!
- 着物を着る手順と着物の基礎知識の授業がきちんとしている
- 押し売りではなく気に入った着物を買うことができる
教室側と生徒側がお互いに満足できるWin-Winの関係を築いている教室もあります。
「無料」という理由だけで着付け教室を選び、販売会で高い着物を強引に買わされた、という好ましくない思いが残るとゼロからはじめる着物生活が初期段階でつまづいてしまいます。
教室の母体によって
- 販売会の形態が仲介
- 自社商品の販売
なのか、また、自社商品の販売であってもどの程度の価格帯なのかでも変ってきますので、
- ホームページ
- 資料請求
- 無料体験
などで教室のリサーチをすることが大事です。
無料着付け教室体験談!
さて、ここからはワタクシが実際に通った着付け教室のことを語っていきます。
教室の基本情報
- 授業料1回500円(500円×10回=5,000円)
- 授業は週1回、振替え制度あり
- 授業1回は2時間
- 1クラス生徒5人までで講師1人
- 初級コース終了後は中級・上級コースあり
- 各コース10回で、通学期間は3カ月
- 着物、帯のレンタルあり
- 着付けレッスンのほかに、参加自由のお出かけ会と販売会あり
- 教室の運営はニューカマーの呉服屋さん
教室の宣伝をするわけではないので、どこの教室なのかお名前は公開しません。
ワタクシが実際に通った教室は、1回500円のいわゆる「ワンコイン教室」
無料ではありませんが、着付け教室で集客して着物を売ろうというところは同じです。
超初心者が着物を着られるようになる初級の授業内容
- 基礎知識
- 長襦袢の着付け
- 普段着物の着付け
- 帯の結び方
着物のことを全く知らない、着たことがない人でも基礎知識が身について、とりあえず着物が着られるようになる内容です。
基礎知識では、
- 着物の着用季節による種類(袷、単衣、夏物)
- 着物のTPO(フォーマル、カジュアル)
などが分かりやすくて良かったです。
着付けは、
着る手順が分かってとりあえず着られるようになります。
早く綺麗に着られるようになりたければ、中級・上級コースへ進んでください、とのことですが、
「とりあえず着られればいい、後は自分で練習」
というワタクシは初級で終わり、中級コースへのお誘いはお断り。
お出かけ会と販売会
着付けレッスン以外にあるのが、お出かけ会と販売会。
着物で外出するのが恥ずかしい、着崩れが不安という人のために「着物で外に出て楽しむ実践型の教室」というコンセプト。
生徒さん同士や講師と一緒にお茶やランチ、観劇などにお出かけしようと企画されています。
参加は自由、交通費や飲食代など参加費が必要。
確かに、いきなり着物でソロ活動は心細いのでお茶とランチは参加、その後は費用とおばちゃんばっかでお出かけして何が楽しい?という観点からお断り。
販売会で買った物
- 木綿着物(阿波しじら)お誂え
- 長襦袢お誂え
- 博多織の名古屋帯
3点で合計約10万円を販売会で買いました。
普段に気楽に、自宅で洗える着物が欲しかったのと、阿波しじらの風合いが気に入ってお買い上げ。
正絹着物を強く勧められましたがお断り。
着物に合う博多織の名古屋帯も気に入りました。
マイサイズの長襦袢ができたのも良かったです。
教室の母体がここ最近でオープンしたニューカマーの呉服屋なので、洋服感覚で着られる「カジュアル着物」が多くあったのは良かったです。
販売会で「いい買い物だった」か「買わされた」かは自分次第
ワタクシ、販売会ではとにかくいろんな着物と帯にふれました。
その中には100万円以上するお品もありましたよ。
もちろん、100万円以上もするお品は買わないし買えないのですが、高級品に触って見てという販売会は楽しかった!
販売会当日、教室には着物や帯がずらーーーーーっといっぱい並んで、店員さんも計算機片手に臨戦態勢。
異様な雰囲気の中で冷静な買い物ができるかどうかは結局、自分次第だと思います。
ワタクシ、欲しいものがある程度決まっていたので、それ以外のものはお断り。
着物だけで〇十万もローンで買っていた人もいましたが、「買わされた」という買い物にならないようにするには
- 欲しいもの以外は買わない冷静さ
- お断りの強いハート
でもって販売会に応戦してください。
販売会には参加しないという選択もOKです!
まとめ
- 無料着付け教室の目的は集客と着物販売
- 着物が着られるようになるためには着付け教室だけではアカン!自分で練習が必要!
- 教える気がない教室は即やめる!
- 通う前にリサーチ!情報収集!
- 着付けを教えるのは無料なので着物を買わせようとするのは当然と冷静になる
着物と帯、買ってほしい!!!
という教室側の熱き思いは、
冷静とお断りの強いハート
で応戦してください。
冷静になれる自信がない、ハートが弱いという人は、
- 販売会には参加しない
- 販売会のない教室にする
ことをおすすめします。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。
おおきに!
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